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エコキュートから出る黒いカスの原因と対策は?

2023.5.11お役立ちコラム

エコキュートを使っていたら黒いカスが出てきた、という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。エコキュートを使っていると出てくる黒いカスには、いくつかの原因が考えられます。

今回はエコキュートから出る黒いカスの原因とその対策について解説します。

エコキュートから出る黒いカスの原因

エコキュートから出る黒いカスの正体は、配管の汚れやサビ、劣化してしまったゴムパッキンのいずれかが考えられます。黒いカスの原因を知ることで対策を講じられるようになるでしょう。それぞれ詳しく見ていきます。

風呂配管の汚れ

エコキュートの貯湯タンクからお風呂へは、風呂配管が伸びています。この配管の内部に溜まってしまった入浴剤のカスや皮脂汚れが、黒いカスとなって流れ出すことがあります。

一般的にこのような汚れは白色や茶色です。しかし、黒いゴムパッキンの汚れが沈着してしまうことで、黒いカスとなって出てくることがあります。

入浴剤の使用は取扱説明書に沿う

エコキュートのなかには、使用できる入浴剤を限定しているものがあります。たとえば粉末タイプや白濁したタイプは使用を控えるように記しているメーカーもあります。取扱説明書に使用を控えるように記載されているにもかかわらず、対象の入浴剤を使用してしまうと、エコキュートの故障の原因となりかねません。

配管のサビ

エコキュートは配管に銅を用いている箇所があります。そのため、配管が経年劣化してしまい、銅のサビが黒いカスとして出てきてしまうケースがあります。

劣化したゴムパッキン

エコキュートの内部に使用されているのが、ゴムパッキンです。ゴムパッキンが経年劣化することで、黒いカスとして出てくることがあります。黒いカスに触ったとき、ゴムならではの感触があったり、伸びたりするようであれば、ゴムの可能性があるでしょう。

エコキュートから出る黒いカスの対策

エコキュートから黒いカスが出ないようにするには、次のような対策を講じましょう。
  • 配管を定期的に掃除する
  • 劣化したパーツを交換する
なかでも配管の掃除はすぐに自分で実行できる対策です。

配管用の洗剤を使用する

黒いカスの原因が配管の汚れによるものであれば、配管用の洗剤を使用しましょう。配管用の洗剤は市販されていますが、なかにはメーカー純正品の使用を推奨しているケースがあるので、取扱説明書を確認したうえで配管洗浄を行うことが大切です。

たとえば、主なメーカーでは次のように配管用の洗剤を推奨しています。
メーカー洗浄剤
パナソニック純正品「ふろ循環回路洗浄剤」
市販品(1つ穴用)
三菱重工純正品「配管洗浄剤(BJ-070L)」
市販品(1つ穴用)
日立市販品(1つ穴用)
東芝市販品(1つ穴用)
ダイキン市販品(1つ穴用)
コロナ純正品「クリーンエース」
市販品(1つ穴用)
また、配管用洗剤の使用方法もメーカーによって異なるため、取扱説明書に沿った方法で使用しましょう。

洗浄はお湯が黒いとき以外にも定期的に行う

配管の洗浄は黒いカスが出るときや、お湯が黒いときだけに行うのではなく、定期的に行うことで常に清潔な状態を保てます。そのため、配管は1~2カ月に1回を目安に洗浄するとよいでしょう。なお、自動洗浄機能が備わっているエコキュートであれば、半年に1度を目安に洗浄するのがおすすめです。

洗浄剤が1カ所にまとまらないようにする

配管用洗剤を用いる際は、1カ所にまとまらないように、まんべんなく投入することが大切です。また、洗剤を投入したお湯をかき混ぜる際は、長い棒を用いましょう。直接手でかき混ぜてしまうと、手荒れの原因となってしまいます。

入浴剤を使ったお湯には洗浄剤を使用しない

入浴剤を使ったお湯に配管用洗剤を使うのは避けましょう。入浴剤と配管用洗剤の成分が混ざってしまうことで、配管が傷ついてしまう恐れがあります。また、配管用洗剤の本来の効果を得るためにも、入浴剤とは混ぜないことがおすすめです。

洗浄剤が目に入らないようにする

配管用洗剤を使用する際は目に入らないようにしましょう。目に配管用洗剤が入ってしまうと、失明してしまう恐れがあります。そのため、配管用洗剤を使用する際は、ゴーグルをはじめ、目に入らないような工夫を凝らしましょう。

もし目に洗浄剤が入ってしまった場合は、流水で目を洗い流して、それでも不快感が残っていれば眼科を受診するのをおすすめします。

配管用洗剤の使い方

配管用洗剤の使用方法は、メーカーによって異なる場合があります。ここでは一般的な配管用洗剤の使用方法について紹介します。

浴槽に新たに水を溜める

浴槽に新たに水を溜める際は、浴槽の循環口より約5cmの水位に設定します。次に浴槽に配管用洗剤を投入したら、追い炊き運転を実施します。もし追い炊き運転が機能しなかった場合は、水位不足であるため水を追加しましょう。

追い炊きから10分程度放置する

追い炊きは5分ほど行ってから、約10分放置します。ただし汚れがひどい、冷たい水から追い炊きするといった場合は追い炊きの時間に余裕を持つようにしましょう。

浴槽の水を排水したらすすぎを行う

追い炊きした浴槽の水を排水したら、シャワーで浴槽に残ってしまっているであろう薬剤を洗い流します。

その後、浴槽をすすぐために再度浴槽に水を溜めます。その際は、最初に水を溜めたように浴槽の循環口より5cmほどの高さまで水を溜めましょう。水を溜めたら5分ほど追い炊きをした後に排水します。

劣化したパーツを交換する

ゴムパッキンの劣化によって黒いカスが出ている場合は、パーツ交換の必要があります。パーツを交換する際は自分で行うのではなく、専門業者に交換を依頼しましょう。

また、配管がサビてしまっている場合も交換の必要があります。ゴムパッキン同様に専門業者に依頼することで、配管の交換が可能です。

エコキュートの本体ごと交換した際と費用が変わらない可能性がある

エコキュートの寿命は約10年とされているため、約10年以上使用している場合、劣化が確認できているパーツ以外にも不備が生じているかもしれません。そのため、エコキュートの使用年数によってはパーツの交換ではなく、エコキュート本体の交換を検討してみましょう。場合によっては、パーツ交換と本体交換をした際で費用が変わらない可能性があります。

パーツ交換、本体交換にどれくらいの費用が発生するか、見積りを依頼しておくことをおすすめします。

エコキュートから出る黒いカスの原因を把握して正しく対策をしよう

エコキュートから出る黒いカスの原因は、風呂配管の汚れや配管のサビ、劣化したゴムパッキンなどが考えられます。これらの原因に対して、日頃から配管用の洗剤を用いた洗浄や、配管、ゴムパッキンの交換などを行うことで、黒いカスの対策となります。

なお、配管用の洗剤を用いる際はメーカーが推奨する純正品や市販品を使用するようにしましょう。また、配管用洗剤の使用方法はメーカーによって異なる場合があるので、取扱説明書に従うことが大切です。

エコキュートの配管やゴムパッキンを交換する場合は、エコキュート本体交換の費用も確認しておきましょう。エコキュートの使用年数によっては、配管やゴムパッキンの交換とエコキュート本体の交換の費用に差がない可能性があります。
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この記事の執筆者:岩田 
(カスタマーサポート)

大手建設会社に新卒入社し、5年間ほど広報、個人営業などの業務を経験。
2018年にゆらくらすに入社し、オール電化の販売サイト「ゆらくらす」「エコランド」のマーケティングを担当。2022年からゆらくらす「オフィシャルサイト」の広告も担当しています。

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