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エコキュートは停電の時でもお湯は使える?使えない時の対処法は?
2023.5.25お役立ちコラム
目次
エコキュートは効率的にお湯を沸かせるため、電気代を節約できるだけではなく、地球環境にも配慮できます。 ですが停電の際は利用可能なのでしょうか。本記事では、停電時にエコキュートが使えるかや、停電時の対処法などについて解説します。
エコキュートは停電時にお湯を沸かすことはできない
結論からいうと、エコキュートは電気を消費してお湯を沸かす装置のため、停電になってしまうとお湯は沸かせません。そのためエコキュートで新しくお湯を沸かすには、電力の復旧を待つことになります。ただし、以下のようなケースであればお湯を使える可能性があります。
1.エコキュートの貯湯ユニットにお湯が溜まっているケース 2.太陽光発電などを家に設置しているケース
それぞれ説明していきます。
エコキュートの貯湯ユニットに溜まったお湯を使えるケース
停電時であっても給水が止まっていない状態で、貯湯ユニットお湯が貯まっているとお湯が使える場合があります。に貯まっているお湯が使えるかどうかはエコキュートの機種によって異なります。お湯の取り出し方については後述します。
お湯が使える場合は温度に注意
停電時に貯湯ユニットに貯まったお湯が使えるエコキュートの場合、蛇口から出てくる温度に注意しましょう。停電していると温度の調節ができず貯湯ユニットの熱湯がそのまま出てきてしまうので火傷しないように注意が必要です。
お湯は出ずに水が出る機種もある
停電によってお湯が使えなくなるエコキュートのなかには、水だけは出る機種もあります。一方、お湯はもちろん水すら出ない機種もあります。
太陽光発電などを家に設置しているケース
停電するとエコキュートでお湯を沸かすことはできなくなりますが、太陽光発電と蓄電池が設置されている家であれば、エコキュートのお湯を使える可能性があります。 太陽光発電と蓄電池を設置している家では自立運転として電力会社に依存せずに住宅の電気をまかなえることが可能です。ただし必要な電力量全体に対してどの程度の電力を太陽光発電と蓄電池でまかなえるかは、蓄電池の容量と太陽光発電の発電状況によって異なります。場合によってはエコキュートを運転するのに必要な電気もまかなえない可能性もあります。
エコキュートのお湯が使えなかった場合の対処法
停電によってエコキュートのお湯が使えなくなった場合、貯湯ユニットにお湯が貯まっていれば、非常用の取水栓からお湯を取り出すことができます。取水栓からお湯を取り出す際はバケツや熱さに対応できるように軍手を用意しておきましょう。バケツと軍手を用意したら次の手順で取水栓からお湯を取り出します。
1.配管・脚部カバーを外してブレーカーを落とす 2.給水専用止水栓を締める 3.逃し弁レバーを上げる 4.非常用取水栓からお湯を取り出す 5.逃し弁のレバーを下げる
非常用取水栓からお湯を取り出したら、取水栓を締めておきます。なお上記で紹介した手順はすべてのエコキュートで共通ではありません。使用しているエコキュートの取扱説明書に沿って対処するようにしましょう。
ブレーカーを落として事故を防ぐ
取水栓からお湯を取り出すにあたって、エコキュートの本体の漏電ブレーカーを落とします。漏電ブレーカーの位置や給水専用止水栓、逃し弁のレバーの位置などは取扱説明書に記載されているので、作業時は取扱説明書を必ず読んでから対応しましょう。
停電が復旧した時のエコキュートの操作
停電が復旧した時リモコンのディスプレイの時刻表示が消えてしまっているケースがあります。このような場合、現在時刻に合わせれば対応は完了です。
エラーコードへの対処はメーカーによって異なる
一部のエコキュートでは安全装置が発動して、電気が復旧した時にエラーコードが表示される場合があります。このような場合はエラーコードの表示を消すことでエコキュートが稼働する可能性があります。エラーコードの表示を消す方法はメーカーによって異なるので、取扱説明書を確認しましょう。 エラーコードによっては修理が必要な場合があります。停電が解消したにも関わらずエコキュートからお湯が出ない場合なども故障の恐れがあるので、修理業者やメーカーに問い合わせましょう。
停電復旧後すぐにお湯が貯まらないケースもある
停電したタイミングが、貯湯ユニットにお湯が貯まる前の状態だった場合、停電が復旧してもすぐにはお湯が貯まっていないケースもあります。 この場合、お湯が貯まりきっていないためお湯は出ませんが、故障ではないのでお湯が貯まるまで待ちましょう。
断水になっていないかを確認する
停電が復旧してもお湯が出ない場合は断水している可能性があります。そのため、断水が発生していないかを確認しておきましょう。 断水が起きている場合は、エコキュートの内部に汚れた水が入り込まないように給水配管専用止水栓を締めておく必要があります。
予想できる停電に備えておく
エコキュートのなかには停電時でも貯湯ユニットのお湯を出せる機種もありますが、いずれの機種もお湯は沸かせないため、停電になってしまったらお湯がない、足らなくなるといったケースが考えられます。 いざというときのためにエコキュートにおける停電対策を把握しておきましょう。 例えば台風や計画停電のように、事前に停電が予想できる場合は停電対策が講じられます。経済産業省資源エネルギー庁が発表した「2022年度冬季の電力需給対策」のように、夏と冬には電力の低下による計画停電が行われる可能性があります。そのため事前に対策を講じるようにしましょう。(※)
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁「2022年度冬季の電力需給対策」.
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/055_04_01.pdf
(入手日付2022.12.14).
沸き増しをしておく
台風や計画停電のように停電が予想できる時には、事前に沸き増しをしておきます。事前に沸き増しをしておくことで停電時でもお湯の使用が可能です。 機種によっては警報や注意報が発令したタイミングで自動で沸き増しされるタイプもあり、このようなタイプであれば手動で操作せずに停電前の沸き増しが可能です。
停電時のエコキュートの活用方法
エコキュートは停電時、お湯を沸かす以外にも活用できます。例えば断水時にトイレの排水に使用するといった方法が挙げられます。
トイレの排水に用いる
停電と同時に断水が起きてしまった場合、エコキュートの貯湯ユニットのお湯や水をトイレの排水に利用できます。しかし、エコキュートの貯湯ユニットに貯まったお湯は冷ましてから流すようにしましょう。便器は熱湯を流すために作られていないため、あまり熱いと便器の陶器にヒビが入ってしまうかもしれません。そのため、40℃から60℃ほどに冷ます必要があります。 また、40℃から60℃のお湯であっても使用を控えるべきケースもあるため、トイレの取扱説明書を確認しておきましょう。
飲料水としての使用には不向き
断水になるとトイレの排水に加えて、飲料水も確保しなければなりません。その際エコキュートの中に貯まったお湯もしくは水は使用しないようにしましょう。エコキュートの中にはさまざまな不純物が溜まっている可能性があります。そのため、エコキュートのお湯や水は飲料水には適していません。
エコキュートと合わせて押さえておきたい停電対策
東京電力エナジーパートナー株式会社によれば、日本は1軒あたりの年間停電回数は、他国と比べても少ない傾向があります。(※)
国・地域 | 1軒あたりの年間停電回数 |
---|---|
日本 | 0.17 |
アメリカ・ニューヨーク | 1.06 |
アメリカ・カリフォルニア | 1.53 |
ドイツ | 0.59 |
フランス | 0.22 |
イギリス | 0.54 |
しかし先述のように台風をはじめとした災害や、計画電停によって停電になる可能性はあります。そのため停電に備えた対策はエコキュート以外にも押さえておきましょう。
※出典:東京電力エナジーパートナー株式会社「電力供給設備」.
http://www.tepco.co.jp/corporateinfo/illustrated/electricity-supply/1253674_6280.html
(入手日付2022.12.14).
照明を確保するために懐中電灯を用意
2017年に行われた内閣府「防災に関する世論調査」において、地震時などの停電対策として懐中電灯や停電時に作動する足元灯を備えていると回答した人の割合は約43%と半数にも達していません。(※) 停電のなかでも地震が原因の場合、家の中の物が散乱しているため、足をケガしてしまう可能性があります。ケガをしないためにも懐中電灯や足元灯を設置しておきましょう。なお懐中電灯のなかには乾電池だけでなく、太陽光や手回しで発電できるタイプもあります。
※出典:内閣府「防災に関する世論調査」.
https://survey.gov-online.go.jp/h29/h29-bousai/gairyaku.pdf
(入手日付2022.12.14).
防災グッズを備えておく
停電はすぐ復旧する場合もあれば、復旧に長期間かかってしまう場合もあります。例えば2019年に起きた令和元年房総半島台風では、9月6日の関係省庁災害警戒会議開催から19日後の9月27日に電気が復旧しました(一部復旧困難箇所等を除く)。(※) このように停電期間が長期間に及んだ場合を踏まえて、飲食料品をはじめ1週間分の防災グッズを用意しておきましょう。
※出典:内閣府「令和元年房総半島台風(第15号)・東日本台風(第19号)への対応について」.
https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-55/25/shiryou1-1.pdf
(入手日付2022.12.14).
スマートフォンのモバイルバッテリーを用意
停電時はテレビも映りません。そのため情報を収集するのにはスマートフォンが役立ちます。停電時の情報収集に活用するためにもスマートフォンのモバイルバッテリーを用意しておきましょう。 モバイルバッテリーのなかには太陽光で充電できるソーラーパネル付きのものがあります。このようなモバイルバッテリーであれば、停電中でも太陽が出ていれば充電が可能です。
冷暖房グッズを用意
夏や冬に停電が発生したときのために、乾電池や手動で動く扇風機や、石油ストーブを用意しておきましょう。冬の停電時に暖を取るのであれば、エコキュートのお湯を湯たんぽとして使用することも可能です。なお、ストーブのなかには屋内用と屋外用があり、屋外用を屋内で使用すると一酸化炭素中毒になってしまう恐れがあるので、屋内用を用意しましょう。
停電していてもお湯が出るエコキュートはある
エコキュートのなかには、停電していてもお湯が出る機種があります。また多くのエコキュートには非常用の取水栓が付いているため、取扱説明書に記載された方法でお湯を取り出すことが可能です。 ただし停電してしまうと、太陽光発電の電力を用いていない限りエコキュートではお湯は沸かせません。そのため台風や計画停電のように事前に停電が予想できる場合は、お湯の沸き増しをして停電に備えておくのがおすすめです。 なお停電が復旧してもエコキュートからお湯が出ないのであれば、エコキューの故障が考えられるため、メーカーや専門の業者に相談をしましょう。
この記事の執筆者:岩田
(カスタマーサポート)
大手建設会社に新卒入社し、5年間ほど広報、個人営業などの業務を経験。
2018年にゆらくらすに入社し、オール電化の販売サイト「ゆらくらす」「エコランド」のマーケティングを担当。2022年からゆらくらす「オフィシャルサイト」の広告も担当しています。
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