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冬場にエコキュートが凍結した時の原因と対処法
2023.5.29お役立ちコラム
目次
冬場になるとエコキュートが凍結してしまい、お湯が出なくなってしまうことがあります。お湯が出なくなると、家事やお風呂といった日常生活に支障が出てしまうため凍結してしまった場合は解凍し、また事前に凍結の対策が必要です。 本記事では、冬場にエコキュートが凍結してしまう原因と対処法について解説します。
冬場にエコキュートが凍結する原因は屋外温度が0℃を下回るから
冬場の屋外温度が0℃を下回るとエコキュートの配管が凍結してしまう恐れがあります。配管のなかでも、貯湯ユニットからヒートポンプに伸びる配管と、貯湯ユニットから浴槽の循環口に伸びる風呂配管が凍結しやすいです。 例えば札幌市の2022年1月の平均気温は-3.2℃、青森市の2022年1月の平均気温は-1.2℃でした。このような寒冷地ではエコキュートの配管の凍結防止策を講じておく必要があります。(※)
※出典:気象庁.「札幌 日平均気温の月平均値(℃)」.
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=14&block_no=47412&year=&month=&day=&elm=monthly&view=a1,
(入手日付2022.12.14).
※出典:気象庁.「青森 日平均気温の月平均値(℃)」.
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=31&block_no=47575&year=&month=&day=&elm=monthly&view=a1,
(入手日付2022.12.14).
冬場にエコキュートが凍結してお湯が出ない場合の対処法
冬場にエコキュートの配管が凍結した場合、急いでいないのであれば気温が上がるまで待ってみましょう。夜間の冷え込みで凍結しているのであれば、日が昇り気温が上昇するにつれ凍結箇所が溶けていく可能性があります。
配管をタオルで覆ってからぬるま湯で温める
エコキュートの配管をタオルで覆ったうえで、ぬるま湯をかけて氷を溶かします。ただし、ぬるま湯はそのままかけてしまったり、あまりに熱いお湯をかけてしまったりすると配管が破損してしまう恐れがあるため注意が必要です。
エラーを解除したうえでお湯の蛇口を開く
エコキュートの配管が凍結してしまうと、リモコンの表示部分にエラーと表示されます。まずは使用しているエコキュートの取扱説明書やホームページを確認したうえでエラーを解除しましょう。 エラーを解除した後、お湯の蛇口を少し開くことで徐々に凍結が溶けていきます。
冬場にエコキュートを凍結させない対策
冬場にエコキュートを凍結させないためには、浴槽に水を張ったり脚部化粧カバーを設置したりといった方法などが挙げられます。なかでも凍結防止ヒーターであれば自動で凍結防止が可能です。
浴槽に水をはって風呂配管の凍結を防ぐ
エコキュートに給湯や足し湯を自動で行うフルオート機能が備わっていれば、浴槽に水を張っておくことで風呂配管の凍結を防げます。そのため、お風呂に入った後はすべてのお湯を流すのではなく、循環口の中心から10cm以上ほどは残るようにしましょう。お湯を10cm以上残すことで、凍結予防運転が自動的に起動します。
脚部化粧カバーで給水・給湯配管の凍結を防止する
別売りで販売されている脚部化粧カバーを給水・給湯配管に取り付けることで、凍結防止が可能です。配管が風にあたると熱が奪われてしまい、凍結しやすくなってしまいます。そのため、脚部化粧カバーを取り付けることで風によって熱が奪われることを防ぎましょう。
凍結防止ヒーターを配管に巻く
凍結防止ヒーターを配管に巻くことで凍結を防げます。凍結防止ヒーターはある一定の温度を下回ると起動して凍結を予防します。そのため、凍結対策として手間がかかることはありませんが使用するには電源が必要です。配管近辺に電源がない場合は専門の業者に依頼する必要があります。
断熱材が破損している場合は補修を依頼
エコキュートの配管は断熱材で覆われていますが、破損していると凍結しやすくなってしまいます。外観ではわからないため、頻繁に凍結してしまう場合は専門業者に補修を依頼しましょう。
長期の外出には注意が必要
旅行をはじめ、長期間自宅を空ける場合はエコキュートの沸き上げを休止できます。沸き上げを休止する場合は、凍結防止と貯湯ユニットを清潔に保つために水抜きを行いましょう。水抜きをせずに沸き上げを休止してしまうと、凍結によって配管がパンクしてしまう恐れがあります。配管がパンクすると多額の修理費用が発生してしまいます。
冬場はエコキュートの凍結を防止しよう
冬場に0℃を下回るような寒い日が続くとエコキュートの配管が凍結してしまい、お湯が出なくなってしまう可能性があります。配管が凍結してしまった場合は、気温が上がるのを待つか、急いでいるのであれば配管をタオルで巻いたうえで、ぬるま湯をかけましょう。 配管の凍結を防止するには浴槽に水を張ったり、少量の水を出し続けたりといった方法が挙げられますが、凍結防止ヒーターを巻けば自動で凍結を防げます。
この記事の執筆者:岩田
(カスタマーサポート)
大手建設会社に新卒入社し、5年間ほど広報、個人営業などの業務を経験。
2018年にゆらくらすに入社し、オール電化の販売サイト「ゆらくらす」「エコランド」のマーケティングを担当。2022年からゆらくらす「オフィシャルサイト」の広告も担当しています。
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