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エコキュートの「残湯なし」の原因と対策を解説

2023.5.18お役立ちコラム

エコキュートを使っていると「残湯なし」という表示がディスプレイに現れる場合があります。この状態になるとお湯は使えなくなってしまいます。今回はエコキュートに残湯なしと表示される原因と対策を解説していきますので、ご確認ください。

残湯なしとは貯湯タンクからお湯がなくなった状態

残湯なしとは貯湯タンクの中にお湯がない状況を指します。しかし、水すらない状態ではありません。残湯なしとなっている場合は、貯湯タンク内は水もしくは45度以下のぬるま湯になってしまっている可能性が考えられます。

お湯の量が一定以下になっている

残湯なしの表示はお湯が完全になくなってしまう前にも表示されます。残湯なしが表示されるのは、お湯の量が一定量以下になってからです。そのため、貯湯タンク内には多少のお湯は残っていますが、お風呂にお湯を溜めるには足らない量でしょう。

エコキュートに残湯なしが表示されてしまう原因

エコキュートに残湯なしと表示されてしまう原因として考えられるのが、次のようなケースです。
  • お湯を使いすぎた
  • 外の気温が低い
  • 貯湯タンクからの水漏れ
  • 配管からの水漏れ
特に貯湯タンク、配管からの水漏れは確認できたらはやめの対応が必要です。

お湯を使いすぎた

エコキュートに残湯なしと表示されてしまう場合、お湯の使いすぎが疑われます。お湯を使いすぎたことで、自動沸き増し機能が間に合わなくなり、残湯なしと表示されることがあります。また、昼間から夕方にかけて残湯なしが表示されている場合は、夜間の沸き上げができていなかったかもしれません。夜間は電気料金が安いため、エコキュートには夜間のみ沸き上げする設定が設けられています。この設定がオンになっていなかったことで、昼間から夕方に残湯なしが表示されてしまいます。

急なお湯の使用量増加も残湯なしの原因

エコキュートには過去のお湯の使用量に応じて、自動で沸き上げる機能が備わっています。そのため普段よりも多くお湯を使用したことで、残湯なしが表示されてしまうのです。

来客をはじめとして、あらかじめお湯の使用量が増加することが予想できるのであれば、自動沸き増し機能はオフにしておき、手動で沸き増しを行いましょう。

貯湯タンクのサイズが小さい可能性もある

お湯を使いすぎてしまって残湯なしと表示されてしまう場合、貯湯タンクのサイズが合っていないかもしれません。エコキュートの貯湯タンクにはさまざまなサイズがあり、家族構成に応じて選ぶのが一般的です。もし結婚や出産といったライフステージが変化したことでタンクのサイズが合わなくなったのであれば、専門業者に相談してみるのをおすすめします。

外の気温が低い

エコキュートの貯湯タンクは外に設置するため、外気温による影響を受けやすいです。貯湯タンクは保温性はありますが、冬のように外気温が低い環境だと、タンク内のお湯の温度が下がってきてしまいます。お湯の温度が低下することによって残湯なしと表示されてしまいます。

貯湯タンクからの水漏れ

貯湯タンクから水漏れが起きていることで、残湯なしと表示されるケースが考えられます。貯湯タンクから水漏れは目視で確認可能です。水漏れは放置しているとお湯が溜まらないだけでなく、エコキュートに使われている精密部品の故障にもつながってしまいます。そのため水漏れが確認できたらすぐに修理を依頼しましょう。

配管からの水漏れ

貯湯タンク以外の配管からの水漏れも、エコキュートに残湯なしと表示される原因です。例えば配管が無理に曲げられてしまっていることで劣化が進んでしまい、水漏れにつながってしまうことがあります。

配管から水漏れが発生している場合は、すぐに専門の業者に修理を依頼しましょう。

残湯なしと表示された場合の対策

残湯なしと表示されてしまった場合は、沸き増し量を増やしたり、お湯はりや追い炊きを中止したりといった対策が挙げられます。各種設定を変更しても頻繁に残湯なしと表示されてしまう場合は故障を疑いましょう。

沸き増しを手動で行う

残湯なしと表示された場合は、手動で沸き増しを行いましょう。残湯なしと出ている際は、急いでお湯が必要な状況であるため、自動沸き増しではなく手動での沸き増しが効果的です。

夜間の沸き上げは量を多めにする

頻繁に残湯なしと表示されてしまう場合、夜間の沸き上げが適していない可能性があります。例えば、昼間にお湯を使用する機会が多い人は、夜間の沸き上げ機能では沸き上げが間に合わないかもしれません。そのため、ライフスタイルによっては夜間の沸き上げを使用しないことで、残湯なしの表示対策となるでしょう。もし夜間の沸き上げを行うのであれば、沸き上げるお湯の量を多くすることで、残湯なしの対策となります。

お湯はりや追い炊きは中止

お湯をはっている時や、追い炊きをしていると残湯なしと表示されてしまう可能性があります。その場合はお湯はりや追い炊きを中止して沸き上げだけを行いましょう。お湯はりや追い炊きは沸き上げが完了してから行います。

タンクに断熱材を巻く

貯蓄タンクの温度が低下したことで、お湯の温度が下がってしまい残湯がないと判断されてしまっている場合、貯湯タンクに断熱材を巻いて温度の低下を防ぎます。断熱材はホームセンターで販売されているため、DIYで設置可能です。エコキュートの断熱用のカバーも市販されています。ただしDIYはエコキュート本体を壊してしまう可能性もあるため慎重に行う必要があります。もしDIYに不安があれば業者に相談してみるのもおすすめです。

タンクや配管からの水漏れを修理する

貯湯タンクや配管から水漏れが起きている場合は、すぐに業者に修理を依頼しましょう。

さまざまな設定を変更しても残湯なしが表示されるようであれば、水漏れが発生している可能性が高いです。水漏れが確認できたら、エコキュートの電源を落として止水栓を締めたうえで修理を依頼します。

エラーコードも確認する

エコキュートにはディスプレイが設けられています。このディスプレイにはエコキュートに不具合があった場合にエラーコードが表示されます。エラーコードはメーカーや不具合の内容によって異なるため、取扱説明書を確認しましょう。

エラーコードを一度リセットしても再度表示されるようであれば、エコキュートが故障しているかもしれません。

エコキュートの修理を依頼するときに覚えておきたいポイント

残湯なしと表示されてしまっている原因が、貯湯タンクや配管からの水漏れであった場合、専門業者に依頼します。ただし、本体交換のほうが費用が抑えられるケースがあることや、修理に時間がかかるケースがあるといったことを理解したうえで依頼するようにしましょう。

修理ではなく本体交換のほうが費用が抑えられるケースがある

エコキュートの修理を依頼した場合、本体を交換したほうが費用が抑えられるケースがあります。例えば、エコキュートの寿命とされる10年を経過しているのであれば、今後の修理回数を考慮すると本体ごと買い替えたほうが費用が抑えられるかもしれません。故障した箇所によっても費用が異なるため本体交換のほうが費用が抑えられる可能性もあります。

パーツがないと修理に時間がかかるケースがある

エコキュートの修理を依頼した場合、一般的には数時間から半日ほどで完了します。修理に必要なパーツがないと取り寄せる必要があるため、完了まで数日かかってしまう可能性もあります。

これは交換でも同様で、新しいエコキュートを取り寄せる必要があれば数日を要してしまいます。まずは修理を依頼後にどれくらいの日数を要するかを確認しておくとよいでしょう。

業者を選ぶ際には慎重に

エコキュートの修理はメーカー保証内であればメーカーで対応可能です。しかし、メーカーの保証期間外であればリフォーム業者をはじめ、専門の業者に依頼する必要があります。

業者を選ぶ際は、最初にWEBサイトを確認しましょう。WEBサイトがあり、実績やコラムなどが更新されている業者であれば、安心して依頼できます。

対応エリアを確認する

業者のなかには対応エリアを設けているケースがあります。エリア外であっても対応可能としている業者の場合、実際に依頼したら出張費が発生してしまうケースもあります。そのため、事前に業者の対応エリアを確認したうえで依頼するようにしましょう。

質問について明確に回答してくれる

業者をある程度絞ったら見積りを依頼します。見積り内容や疑問点に対し、明確に回答してくれる業者を選ぶようにしましょう。わかりやすく丁寧に説明してくれる業者であれば、専門性にも長けているといえます。

見積りは複数社に依頼する

見積りは複数社に依頼することで適正な費用が判断しやすくなります。過度に安い業者への依頼は控えましょう。安さばかりを優先してしまうと、満足のいく施工が期待できない可能性があります。

すぐに対応してくれるかどうか

エコキュートは普段の生活に欠かせません。そのため修理依頼をしたらすぐに対応してくれるかどうかも選ぶ基準になるでしょう。なかには24時間365日対応や何分以内に駆けつけといったように、具体的な対応までの時間をWEBサイトに掲載している業者もあります。少しでも急いでいるようであれば、このような業者に依頼をしてみましょう。

残湯なしと表示された場合はエコキュートが故障している可能性がある

残湯なしとは、エコキュートの貯蓄タンク内のお湯がほとんどなくなっている状態です。残湯なしと表示されてしまう原因はお湯を使いすぎてしまった、外の気温が低いなどが考えられます。まずは沸き上げるお湯の量を増やしたり、貯湯タンクに断熱材を設置するといった対策を講じたりしましょう。

それでも残湯なしが表示されてしまう場合、貯湯タンクや配管から水漏れが発生してしまっているかもしれません。貯湯タンクや配管から水漏れが発生している場合は、すぐさま専門の業者に修理を依頼しましょう。
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この記事の執筆者:岩田 
(カスタマーサポート)

大手建設会社に新卒入社し、5年間ほど広報、個人営業などの業務を経験。
2018年にゆらくらすに入社し、オール電化の販売サイト「ゆらくらす」「エコランド」のマーケティングを担当。2022年からゆらくらす「オフィシャルサイト」の広告も担当しています。

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