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エコキュートとは? メリットやデメリットについて分かりやすく解説

2023.6.22お役立ちコラム

エコキュートという言葉を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。エコキュートとは再生可能エネルギーを活用した給湯機です。エコキュートを利用してお湯を沸かすことで、光熱費の削減や環境保全に貢献することができます。

本記事ではエコキュートの概要を押さえた上で、エコキュートのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

エコキュートとは?

エコキュートの正式名称は自然冷媒ヒートポンプ給湯機です。名称にある冷媒とはエアコンや冷蔵庫といった冷凍サイクルが必要な電気機器内で、熱を移動させるために用いられる熱媒体を指しています。

通常の電気給湯器は電気のみでお湯を沸かす一方、エコキュートは電気と空気の力を用いてお湯を沸かします。お湯を沸かす際に空気の力を借りることによって電気の消費量を削減できるのです。二酸化炭素の排出量を削減できるため、地球温暖化防止の効果もあります。

またエコキュートには光熱費削減効果も期待できるでしょう。電気だけでなく空気の力を借りてお湯を沸かすため光熱費削減にもつなげられます。またお湯は夜間電力を活用して沸かしますので、給湯機器を経済的に利用できます。

エコキュートのメリット

現在、エコキュートの注目が高まっていますが、エコキュートのメリットには具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

エコキュートのメリットとして以下の3つが挙げられます。
  • 光熱費が安い
  • 環境に優しい
  • 災害時や非常時でもお湯を使える
それぞれについて詳しく解説していきます。

1. 光熱費が安い

光熱費は生活する上で必須となる支出ではあるものの、できるだけ抑えたいと考える家庭も多いことでしょう。特に近年では光熱費の値上がりが続き、ほとんどの家庭において負担の重さを感じていると見受けられる傾向です。

エコキュートは割安な夜間電力を使用してお湯を沸かすため、導入することで月々の電気代を抑えることができます。

2. 環境に優しい

エコキュートの稼働に用いられる自然冷媒は再生可能エネルギーに含まれるものです。そのため、お湯を沸かす際の環境への負荷を大幅に減らすことができます。

エコキュートを導入するだけで、日常生活において意識しなくても環境保全に貢献できます。

3. 災害時や非常時でもお湯を使える

エコキュートで沸かしたお湯は貯湯ユニットへの蓄えが可能です。災害時に断水した場合でも貯湯ユニットにお湯が入っていれば、平常時と同じようにお湯を使えます。お湯を使ってシャワーを浴びたり、洗い物をしたりすることもできます。

ただし貯湯ユニット内のお湯はある程度の期間貯水しているものであるため、特に身体の弱い方やお年寄りなどの飲料水としては使用できません。

また災害時のライフラインの復旧はガスよりも電気の方が早いと考えられているため、電気でお湯を沸かすエコキュートの方がガスよりも早い時期に平常時に戻れるでしょう。

エコキュートのデメリット

エコキュートのデメリットとして以下の3つが挙げられます。
  • 初期費用がかかる
  • 設置スペースが必要
  • お湯切れの心配がある
それぞれについて詳しく解説していきます。

1. 初期費用がかかる

エコキュートを導入すれば毎月の光熱費を安く抑えることができますが、ガス給湯器などよりも初期費用が割高になりがちです。費用は機種や設置条件などで異なるものの、ガス給湯器の初期費用の相場はおおよそ20万円ですが、エコキュートはおおよそ40〜70万円が相場となります。

ただしエコキュートは二酸化炭素削減などの観点から国を掲げて推進されているため、購入時に国や自治体から補助金が出る場合もあります。エコキュートの導入を検討されている方は、国や各自治体のホームページなどで補助金について確認してみましょう。

2. 設置スペースが必要

エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットを屋外に平置きで設置しなければなりません。省スペースで壁掛け設置も可能なガス給湯器と比べて広い設置スペースが求められます。

ただし最近はエコキュートの形状も多様化しており、従来の角型だけではなく、薄型のものなども普及しています。過去に置き場がないことを理由にエコキュートの導入を諦めていた方でも、導入できる形状のものがないか探してみてください。

3. お湯切れの心配がある

エコキュートはタンク内に貯えられたお湯を基本的に使うため、お湯を多く使ってしまうとお湯切れになる可能性があります。

例えばシャワーのときにお湯を長時間出しっぱなしにしていたり、家族の帰省などでお湯を使う人の人数が増えたりすると、お湯切れになることもあるので注意が必要です。お湯を使っている途中でタンク内のストックがなくなって水になったり、お湯を使いたいときに使えないといった事態にもなりかねません。

ただしこのような事態は家族の人数や生活パターンなどを考慮して機種を選択すれば、ほとんどの場合において防ぐことができるでしょう。

まとめ

近年、光熱費の値上がりや環境破壊など私たちの暮らしにおける問題が増えています。そうした中で、エコキュートの導入はこれらの問題を解決に導くための一助にもなりえるでしょう。

エコキュートは割安な夜間電力を使用してお湯を沸かすため電気代が割安になるほか、再生可能エネルギーを活用するため地球環境にも配慮できます。また災害時にもタンク内にお湯が残っていれば使えるため安心感もあるでしょう。

ただしエコキュートは初期費用がかかるなどのデメリットもありますので、エコキュートを導入する前に理解を深めて検討することが大切です。
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この記事の執筆者:岩田 
(カスタマーサポート)

大手建設会社に新卒入社し、5年間ほど広報、個人営業などの業務を経験。
2018年にゆらくらすに入社し、オール電化の販売サイト「ゆらくらす」「エコランド」のマーケティングを担当。2022年からゆらくらす「オフィシャルサイト」の広告も担当しています。

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